戒厳令下のフルオさん

- 続 FOOL ON THE WEB -

諮問機関

今日の起床は6時半。このところ朝起きるのが遅かったけれど、今日は早く起きました。やはり昨日の夜もあまり十分に眠れず、調子が良すぎて目が冴えている感じです。起きてコーヒーを飲みつつ、そうだ今日はゴミの日だった、ゴミ袋をつくって出しに行こうと家の中のゴミ箱(といっても2個だけど)のゴミをまとめて袋に入れ、玄関を出たところであまりに強い雨で引き返しました。ゴミは雨が収まったところで出すことにして出勤の準備をする妻と話しながら食卓に座って何をするわけでもなく過ごしていました。

 

妻が出かけたあと1時間ほどベースの練習、その後実家の母に電話をしました。前にも書いたように母も高齢の一人暮らしで、コロナで友達とで歩くこともできず暇を持て余しているのと、やはり一人で不安でしょうがないようで、テレビの話から本の話、親戚の誰はどうしたと話す言葉は湧き出す泉のごとくつきません。気がついたら1時間以上話しており、最後の方は悪いと思いながらも頷くだけになってしまいました。普段から電話をしないから母も長話になるわけで、普段から電話をかけていればそんなに長話にならないと思うのだけれど、鶏が先か卵が先か、電話をかけると長話になってしまうような気がして、ついつい後回しになってしまいます。それではいけないとわかっていつつも。

 

なんだか昨日、コロナ感染症の専門家会議が会見を開いて、組織の見直しについて提言したようです。騒ぎが始まった頃の日記にも書いたけれど、コロナに関する専門家会議はなんだか異例づくめで、政府が頼りないせいなのか自らが発言してしまって、その上クラスター対策班という下部組織も自由に発言するもんだから、一体どの発言を信じていいんだか疑心暗鬼になりました。僕は以前の仕事で、環境に関する有識者会議の進行とかもやったことがあるけれど、普通、有識者会議というのは内閣総理大臣とかの“諮問”機関で、形式的には内閣総理大臣有識者に専門家としての意見を聞く、それに対して答える、そして内閣総理大臣はその意見に政治的な判断を加えて政策を決定するという流れのはずです。それが無茶苦茶になってしまった。

 

昨日の会見では、無茶苦茶になった原因の一つである専門家会議からの発言に対しての反省もあったようです。ただ新聞記事を読むと、政府が専門家会議に対して自分の役割を丸投げしてしまった部分もあるようです。それについてはあの政府だからという気がしないでもないです。ただ、専門家会議やクラスター対策班のそれも個人が、SNSや様々なメディアで提言や見解を超えた発言を知るのは絶対におかしい。提言に対する理解の助けになるような解説や議論の過程をSNSやメディアで補足するのは、これからの世界のあるべき姿であると思うけれど、今回の専門家の振る舞いは決してい正しいとは言えないと思います。そして僕は、政府の諮問機関委員という立場がありながら、個人の見解をSNSや特定のメディアで発言するという間違った振る舞いをする人が、自分の専門領域で間違った判断をしないと言い切れるのか、大いに疑問に感じます。

 

2020年6月25日 18:30 駅前のファーストフード店にて