戒厳令下のフルオさん

- 続 FOOL ON THE WEB -

座布団一枚

今日の起床は6時。引き続き好調からか朝の目覚めは良くなっています。ただ、調子が良すぎると僕に場合は第一に “目が冴える” 感覚があるので気をつけなければいけません。幸いなことに、目が冴えて眠気もなくシャキッとしているには程遠く、コーヒーをがぶ飲みしていないと眠気がすぐやってくるので、調子の良すぎる躁状態ではなさそうです。引き続きちょうど良い按配が続くよう、余裕を持って過ごしていきたいと思います。

 

ただ今日はほぼ一日雨が降っていたせいか、それとも台風が近づいているせいか、時間が経つことに億劫感が強くなってきました。昼過ぎぐらいまでは楽器のメンテナンスをしたりしていたけれど、それ以降はなんだか億劫で気分も塞ぐ感じで、布団に横になっていました。自由人ならではの特権でちょっと調子が悪いと休むことができますが、これで仕事をしていたらちょっと辛いだろうなとも思いました。

 

よく精神的な病気に関して、理解してもらえない人からは、「それって気のせいじゃないの?」とか「気の持ちようでしょ。なんとかなる。」と言われます。実際僕自身も、そうなんじゃないか?と思ってみたくもなりますし、理解できない気持ちもわからなくもありません。実際今日のように、「強制されればその時は身体を動かすことはできるけれど、確実に後でダウンする」という状態の時は特に理解されにくいだろうなと思います。

 

こういう “少し調子が悪い” 状態を例えると、突拍子もない例えですけれど、旅館によくある厚くてデカくて重い座布団を一日中頭の上に乗せている感覚です。重いと言っても座布団なのでたかが知れています。だから頭に乗せたまま1時間くらいは身体を動かすことはできます。でも身体を動かすのはかなり辛い。さらにそれを一日中頭の上に乗せているのはかなりな苦痛です。うまい例えではないのですが、僕はこの病気になってから調子が悪くなり始める時には必ずこの “旅館の座布団” のイメージが浮かびます。こういう、我慢できるギリギリのラインの苦痛が長時間続くイメージを、わかってもらえたらなと思います。

 

2020年10月9日 23:00 自宅のPCの前にて