戒厳令下のフルオさん

- 続 FOOL ON THE WEB -

年末の空気感

今日の起床は8時半。妻が出かける時に起こされましたが返事をしただけで起きられず、結局それから1時間ほどして目が覚めました。昨日は少し入眠は遅かったけれどしっかりと眠れた感覚があって、睡眠に満足感があったのですけれど、どうも異常に眠く、結局一日中寝ているような感じになってしまいました。

 

夕ご飯の支度をしなければと思い直して、夕方になってようやく駅チカのスーパーまで出かけました。出かける途中、寝起きで喉が渇いていたのでお茶を買いにいつも行くコンビニエンスストアに寄ったのですけれど、そこで年末の空気感を感じました。年末の空気感って、匂いとかだけではなく、温度とか湿り気とかいろんなものを含めた感触です。

 

僕はどんなところで年末の空気感を感じるんだろうと考えてみたところ3つ思い浮かびました。1つはさっきのコンビニの空気感。もう1つは家で大根を煮ている時、そして柚子の香りを感じる時に年末を感じます。コンビニは寒い外から店内に入った時、食品を扱うからそれほど温度は上げていないけれど、年末の冷たい夕暮れどきに店に入った時に感じるほんのりした暖かさ、あとはおでんの匂いだったり揚げ物の匂いだったりそう言ったものがはっきりとは匂わないんだけれど混ざったような独特の匂い。そういった温度とか匂いを感じた時に年末を感じます。

 

大根を煮ている時は、寒い外から家に帰ってきてキッチンに入った時、石油ストーブが焚かれている室内で大根を煮ている、その石油ストーブの匂いとちょっと乾燥気味な室内の空気と大根の煮える匂い、そういうシチュエーションに出会うと、あぁ年末だなぁとしみじみ思います。最後の柚子の香り、これは僕たちが寝静まった後に母がお正月の準備をして、朝起きた時に室内に残った柚子の香りと朝の冷たい部屋、そして朝方のちょっと湿った感じの空気、これが重なると年末、いや年末というよりもうすぐお正月だなぁという気がします。

 

歌の歌詞でも「冬の匂いがした」なんてのがあるから、みんな感じているんでしょうけど、これって「匂い」とは言っていてもやっぱり、匂いだけじゃなく温度だとか、乾燥具合とか、あと風の吹き具合なんかもそうかな? そういったものが色々組み合わさった空気感なんだろうな、と思います。

 

2020年12月3日 23:20 自宅のPCの前にて