雪が降る町

今日の起床は7時半、珍しく妻も遅めの起床でした。妻も連日の残業で流石に疲れがきているんだと思います。妻の仕事場は現在の住まいからかなり遠く、通勤だけでかなりの時間を費やしてしまいます。僕が退職した時に、失業の手続きがひと段落したら東京の西の方へ引っ越そうと言っていたのだけれど、僕がのろのろしているうちにこんな騒ぎになってしまいました。本当に時間の使い方が上手くない。起きて妻を送り出しはしたものの、その後また寝てしまって起きたのは昼過ぎでした。今日は妻が洗濯をしなかったので、昼は過ぎていたけれど天気が良かったので洗濯をしました。洗濯をして濡れたものを干すとなんだか仕事をした気になって、子供のように褒めてもらいたい気持ちになりましたが、本当に子供じゃないんだからと思い直し、台所の洗い物をしました。妻は洗濯をきっちりするタイプで、遅く帰ってきても必ず洗濯をするのでそれに甘えているけれど、もう少し家事の役割分担を僕が担わなければいけないなと感じています。ただ、昨日のように全く動けない時にどうしたらいいのかはわからないけれど…。

その後、昼下がりのうららかな日差しにつられて、駅に向かいました。向かう途中で、よく会う黒猫に遭遇しました。この子は僕よりも妻になついていて、妻には寝転がって撫でさせるけれど僕に対しては足の間をすり抜ける程度です。でも、今日はなぜかなついてきて、僕に撫でさせた挙句アマガミまでしてきました。通勤する人が減って、構ってくれる人がいなくて寂しかったのかもしれません。

駅に着き、買い物はまだ後回しだけれども品揃えだけは見ておこうと思ってスーパーをつらつらと覗きました。ツイッターで誰かが言っていたけれども、この騒ぎで飲食の需要が減って、海産物の良いものがスーパーに回っているらしい。確かに見ていると、魚屋さんはコロナ騒ぎの前よりも品揃えがいいような気がします。特に一匹もの。この前は別のスーパーで30cm近いノドグロを見ました。品揃えがいいの海産物だけではなくて、八百屋さんも活気があるように感じますし、高級スーパーでは松坂牛のセールを連日しています。通常の日々ならば、僕はこういう賑わいに浮かれてセールを楽しんだりするのですが、今はあまりそういう気分になれず、かといって必要以上に沈み込むことなく、いつも通り、普段通りの生活をしようと思いを強く持っています。季節は全く違うのですが、頭の中にユニコーンの『雪が降る町』が流れています。

2020年4月15日 16:00 駅からちょっと離れたファーストフード店にて