テトラ汁

今日の起床は9時半。もっと早く前に起きていたんだけど、部屋の温度とかが心地よくて横になっていました。いつもは暑かったり寒かったり、汗ばんでいたり背中がかゆかったり…なんだか不快なことがあってまどろみが続くことは少ないのですが、今日は何もかもが快適で、いつまでもまどろんでいられる感じでした。起きてしばらくはコーヒーを飲みながらのんびりしていました。空腹感はあったけれど、朝食をとってお腹が満たされるとまた寝てしまいそうだったので、朝食はとらず、ネットなどをつらつらと見ていました。

妻はもう一度布団へ、僕はそういう感じでもなかったので入浴し、近くのスーパーへ昼食の買い物に出ました。今日は何つくろうか、この前ツイッターで見た長崎ちゃんぽん美味しそうだったな、あ、でも丼がないから2人分は無理だな、なんにしようかなと考えながら食材を見て、結局ジャージャー麺を作ることにしました。実はジャージャー麺って、作ったこともなければ食べたこともない。無い無い尽くしですがまぁイメージでなんとかなるでしょう。

初めてなのをいいことに、本当にいい加減に作りはじめました。もやしを茹でている間にきゅうり、長ネギを千切りし、ひと段落したところで肉味噌に取り掛かります。ネギのみじん切りを多めの油で炒めて香りを出し、ちょっと端折ってチューブのにんにくとショウガ、シイタケを炒めたあと肉を投入、塩コショウ、日本酒、甜麺醤と中華スープで味付けをして最後は水溶き片栗粉でとろみ付け。ちょっと片栗粉が多く、粘りの強い肉あんになってしまったけれど初めてなのでまぁ良しとするか。次回からは片栗粉大さじ2にしよう。麺を茹で、切った具材と昨日の残りの小松菜を添え、肉あんをかけて出来上がり。

途中から妻も起きてきたので、一緒に昼食。美味しく食べてもらうことができました。ジャージャー麵は食べたことがないと言ったのは厳密には正確ではなくて、妻がジャージャーうどんを食べていたのをふた口くらい貰ったことがあります。後は中華レストランで隣の席のを見るかネットで見た程度。事前知識がなくても、レシピや盛り付け例を見るとだいたいの味とともに作り方が想像できるのは一人暮らしで料理を楽しんだ成果かもしれません。同時にコレとコレを合わせても美味しくならないな、むしろ不味くなるなというのもだいたいわかるようになりました。でも一人暮らしが長くともそういうの不得意な人もいるんですよね。以前友達がキャンプに行った時に、前の晩からスルメと昆布で出汁をとったしょうゆ味のスープは酷い味がしました。まるでテトラポッドで出汁をとったような磯生臭い味。その友達とは今でも酒を飲むと、その時の『テトラ汁』の話をします。

2020年5月6日 17:50 駅から少し離れたファーストフード店にて