戒厳令下のフルオさん

- 続 FOOL ON THE WEB -

なくて七癖

今日の起床は7時。妻が出勤の準備をする音で目が覚めました。不調の波はなんとか去ってくれたようで、比較的スッキリと目覚めることができました。コーヒーを飲みながら出かける前の妻と少し話をして、準備の整った妻を見送りました。今日は僕も眼科の受信のため朝から準備。8時頃からシャワーを浴び、着替えて家を出ました。

 

隣の駅の眼科へ9時ちょっと過ぎに着き、受付を済ませ、視力検査、眼圧検査を受けて診察へ。ところで僕は眼圧検査が苦手で、あのプシュっと目に風を吹き付けられるのをやると、どうしても目を閉じてしまい、検査がやり直しになってしまいます。というところでこの検査を受けるといつも思い出すのですが、僕は何かしらの刺激に対して思わず目を閉じてしまう癖があるようで、学生の頃、研究室で先輩がポンチと金槌を使って、藻類をろ過するためのフィルター(G/Fフィルターというフィルターでした)を型抜きしていると、分かってはいてもどうしても目を閉じてしまって作業の手が止まってしまいます。

 

培地づくりとか器具の洗浄とかだったら作業の手が止まっても問題はないのですが、無菌箱中の無菌操作や顕微鏡下の計数作業だとどうしても失敗ややり直しが起きてしまいます。初めは我慢しながら作業していたのですが、実験数が増えてくるとどうしても効率が悪くなってしまうので先輩に話して、お互いの作業スケジュールをずらすようにしてもらいました。先輩もはじめは訝しんでいましたが、僕が癖のことを話し、フィルターづくりしながら僕のことを見ていると、びっくりしたように作業を止めるのを見て苦笑いしながら僕が細かい作業をしている時にはフィルターづくりを見送ってくれるようになりました。

 

眼科で眼圧検査を受けるといつもそのことを思い出してしまいます。

 

2020年6月19日 23:15 自宅の食卓にて