戒厳令下のフルオさん

- 続 FOOL ON THE WEB -

直接的な表現

今日の起床は7時。早朝覚醒があり4時半くらいから目が覚めて眠れず、昨日と同じように妻の6時15分のアラームを聴き、6時30分のアラームを聴き、起きてはいたのですが布団からは出ず7時になるまで横になっていました。起床後はキッチンのテーブルに着いて薬を飲んだりコーヒを飲んだり。一昨日までおせちを食べていたとは思えないほどごく日常の当たり前の風景に戻っていました。

 

僕が病気になる前から、というより子供の頃から、夏休みだとか文化祭だとかお正月だとか、非日常から日常へ戻るのが苦手なタイプでした。昔は休みでも規則正しい生活をしていたので、外見上は普段通りの生活をしており、「いつまでも正月気分で…」というような注意をされることはなかったのですが、心の一部分は非日常が終わってしまうことへの寂寥感で一杯でした。今思えばこういうのも「非日常への過剰な適応」の結果と言えるのかもしれず、もしかしたら自分が思っているよりも随分前に『うつ』への入り口は開いていたのかもしれません。

 

妻が出かけた後はいつものようにゴロ寝。やる気が出ていたら明日釣りに行こうかと思っていたのですが、どうもあまりやる気が出ず、準備しようかなと思いながら時間ばかりがたってしまって、夕方になってしまいました。もしかすると今検討されているような緊急事態宣言の内容では到底対処できなくて、ヨーロッパで行われているようなロックダウンが行われるんじゃないかと思っているのですが、そうなると釣りに行くのも明日ぐらいが今季最後のチャンスかもしれません。

 

釣り自体は屋外の閑散とした場所でやる趣味ですけれど、今後は活動内容に関わらず、いわゆる不要不急の外出が厳しく制限されるような気がします。「不要不急の外出を制限」って日本語特有の普段使わない言葉で直接的な表現を避ける言い方で、これからは「必要のない外出はするな」という直接的な表現が増えてくるような気がします。東日本大震災後、NHKの避難を指示するアナウンスが直接的なものに変わったように。

 

2021年1月5日 20:05 駅近くの喫茶店にて