戒厳令下のフルオさん

- 続 FOOL ON THE WEB -

緊急事態宣言

今日の起床は7時。妻の外出にはなんとか起き上がって送り出すことができました。このところ続いている、4時半ごろ目が覚めてそのまま起きていて、妻のかけたアラームを少し虚しい感じで聞いて、妻が起きだした頃にタイミング悪く眠くなる、というパターンだったのですが、正確には目が覚めてリビングの時計を確認すると7時18分でした。

 

そのあとは天気のせいもあり(何度も言うけれど天気のせいにはしたくない)また横になっていて、午後になってさらに低気圧の通過で調子が落ちてしまって、しようと思っていた実家への電話もできず、夕方まで布団にくるまっていました。夕方というかもう夜、今になってやっと起き出して髪の毛を整え、服を着替えて、米を研いで炊飯器のタイマーをセットして(四半世紀前のウチの炊飯器はタイマーをセットすると ジジジ…と半角カタカナで唸ります)、買い物がてら駅前の喫茶店に来ました。

 

この日記には何度も書いているけれど、鬱(僕の場合は鬱から双極性障害)になると多くの人が天気で調子が左右されてしまう。いや、天気で調子が左右されてしまうのは健康な人でもあると思うけれど、鬱になると、その不調を乗り越える精神力が折れてしまっていて、天気の悪い日に調子の悪さを乗り越えることができず、日常生活に支障が出てしまうように感じています。鬱がなかなか理解されないというのは、健康な人が「そんなことなら私だって無理して乗り越えてるよ」と思うその『無理』っていうのが本当に情けないほど効かなくて、本人も情けないと思っていて、でもどうすることもできなくて、なんだけれど健康な人だって無理しているところなだけに、なんであの人は楽をしているのかと思われがちで、そういったことでなかなか理解されないというのも仕方のないことなのかなと思っています。そういう僕も、健康な頃には剣道と柔道の経験もあって精神力は人並み以上にあるという自負があり、休みがちな人を精神力の弱い人だと思っていました。

 

ノコノコと喫茶店まで来てしまったけれど、今日、関東地方に二度目の緊急事態宣言が出されました。『戒厳令下の〜』という、この日記の題名(考えてみると日記に題名をつけるって変だね)は一度目の緊急事態宣言が出されていた時期で、当時はこの後ロックダウンかもしれなくて、本当に戒厳令みたいなことになっちゃうんじゃないかと思ってつけたのですが、二度目の緊急事態宣言の今、戒厳令的なものが現実になるかもしれません。ただ、町の人たちの雰囲気も自分の心情も、一度目の何十倍という感染者が出ているのにもかかわらずどこかのんびりとしていて、破滅に向かうことを決めてしまった群衆の行動のようで、どこか恐ろしさを感じます。

 

2020年1月7日 20:05 駅近くの喫茶店にて