戒厳令下のフルオさん

- 続 FOOL ON THE WEB -

コンビニのおむすび

今日の起床は7時。昨日日記を書いた後、思い直して釣りに行こうと思い、リールにラインを巻いて道具を整えて出かける準備をし、始発に間に合うように4時に目覚ましをかけたのですが、結局釣りには行きませんでした。4時ちょっと前に目が覚め、さてどうしようかと考えたときに、どうも釣りをしても心から楽しめるイメージが湧かず、まだ間に合うから後15分、眠れないまでも静かに目を閉じていたら気分が変わるかもしれないと思いそうしていたけれど、どうしても心がワクワクする感じが起きない。こういう時はえてして行っても楽しめず、ストレスを抱えて(釣りは糸が絡まったり、根がかりしたり、かかった魚が逃げたりとストレスの宝庫です。だから釣れた時は無上の喜びなんだけれど)帰ってくることが目に見えていたので、行かないことにしました。

 

妻が出かけた後はしばらく書類整理などしていたけれど、少しお腹が空いて残りご飯を食べたら眠くなってしまって、いつものように、ホントにいつものようの布団にくるまってしまいました。週始めの電話工事のように何かタスクがあれば起きていられるので、睡眠障害ではないだろうけれど、やることがないと眠くなってしまう。やることがないと行っても勉強だとか読書だとかやることはないわけではないんだけれど、『自らを律する』ということが苦手で、怠惰な生活を送ってしまいます。こういうことを書くとだらしない人間と思われそうだけれど、仕事で打ち合わせに遅れたとかは、アクシンデントを含め25年間で片手で数えるくらいしかないんですけれど。

 

昼過ぎ、といういうより夕方近くなって、やっと起き出して入浴し、夕食の買い物と散歩を兼ねて外に出ました。街中をウインドウショッピングしつつ、喫茶店で休憩したりしてゆったりと過ごしていました。途中妻から遅くなると連絡があったので、僕も少し遅くまで出歩いて、家に帰ったのが20時過ぎになりました。飲食店のほとんどが灯りを落とし、灯りが点いているところもスクリーンなどで窓を塞ぎ、テイクアウト営業している看板を下げていました。まだ夜は始まったばかりだというのに、普通に空いている店はコンビニエンスストアぐらい。コンビニエンスストアの店先では、小学生中学年くらいの男の子にお母さんがその店で買ったおむすびを食べさせていました。

 

こういう光景を見て、この二人に対してどういう思いを抱いたかで、今の情勢に対するスタンスが変わるんだろうなと思いました。母親に対して、子供の食べるものくらい自分で作ってやれよ。子供も家絵の帰り道くらい空腹を我慢しろよと思うか、お母さん仕事で忙しくて大変だな。子供だって育ち盛り、この時間じゃ我慢できないよな。二人で温かいものが食べられるお店がせめて一軒でも開いていたらいいのにと思うか、こういう光景が無意識に目に飛び込んできたときに瞬間的にどう思うか? こういうところで人の社会に対する考え方が現れるような気がします。僕は感染拡大を収束させるという観点から見れば甘いのかもしれませんが、心情的に後者を選びます。

 

2020年1月14日 23:30 自宅のPCの前にて